金利1%の上昇によって返済額はどれくらい増加するのですか?
金利が1%上昇すると返済額がどれくらい増加するのかということですが、一般的には、金利が1%上昇すると、総返済額はおよそ1.1倍〜1.15倍程度増加するといわれています。
また、1%金利が上昇した場合の返済額の差額というのは、金利が高いほど大きなものとなります。
具体的には、同じ1%の金利の上昇でも、1%→2%への上昇のときよりも、3%→4%への上昇のときの方が返済額の差額は大きくなります。
今はまだ金利の低いときですが、金利はいつ上がっても不思議ではありませんから、いつ金利が上がっても大丈夫なように、金利が上がった場合のシミュレーションをしておくことは重要です。
金利が1%上がったときの返済額の差額は?
ここでは、次のような具体例で見てみたいと思います。
■3,000万円の住宅ローンを組む
■返済期間は30年間
■ボーナス返済はなし
この例ですと、下表に示すとおり、1%→2%への金利の上昇では、毎月返済額は14,394円だけしか増えていませんが、4%→5%への金利の上昇では、毎月返済額は17,821円も増えています。
毎月返済額で考えるとそれくらいは対処できると考えがちですが、これを長期間の総返済額で考えるとかなりの差額になってきます。
よって、こうしたリスクを見据えつつ、より自分に見合った金利タイプを選ぶことが大切です。
金利 |
毎月返済額 |
1%金利上昇による差額 |
総返済額 |
1%金利上昇による差額 |
1% |
96,492円 |
− |
34,737,068円 |
− |
2% |
110,886円 |
14,394円 |
39,918,913円 |
5,181,845円 |
3% |
126,481円 |
15,595円 |
45,533,236円 |
5,614,323円 |
4% |
143,225円 |
16,744円 |
51,560,852円 |
6,027,616円 |
5% |
161,046円 |
17,821円 |
57,976,735円 |
6,415,883円 |
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