中古マンションにおける住宅ローンのポイントは?
中古マンションというのは、基本的には契約後即入居できることが多いですから、予定している返済期間ごとに、取得時点でどの住宅ローン金利が高いかor低いかを比較検討し、そこから融資を受けることになります。
中古マンションの場合は、民間住宅ローンとフラット35のどちらを選んだらよいでしょうか?
中古マンションの場合でもフラット35(買取型)が利用できる物件でしたら、以下のような有利な面がありますので、フラット35を選んだ方がよいでしょう。
■頭金が少ない
⇒ 専有面積が30u以上の物件から利用できますので、シングル向けの中古マンションの場合は頭金も少なくて済みます。
■金利上昇リスクがない
⇒ 中古物件の場合は購入から入居までの期間が短いことから、入居前後(融資実行時)の金利が適用されても金利上昇リスクはほとんどないといえます。
■最大90%までの借入れが可能
⇒ 融資実行時 最大で物件価格の90%まで借入が可能となっています。
ちなみに、物件価格が安いことなどから、かなり短期の返済期間でローンが組めるようなケースでは、民間住宅ローンの固定金利選択型(10年)のなかで金利優遇キャンペーンを行っているところを選び、返済期間を10〜20年ににすると、結果的に負担が軽くなるということも考えられます。
基本的なスタンスとしてはどうするのがよいのでしょうか?
それでは、結局のところどう選択したらよいのかということになりますが、基本的なスタンスとしては以下のようになるかと思われます。
■長期の返済期間の場合
⇒ フラット35のなかで金利が低いところから借りる。
■10〜20年で返済期間が収まる場合
⇒ 民間住宅ローンの「固定金利選択型」(10年)のなかで、金利優遇キャンペーンを行っているところから借りる。 |