布基礎とは?
布基礎というのは、帯状に連続しているコンクリートの基礎のことです。軟弱な地盤以外、一般に木造住宅の場合は布基礎にします。
特に2階建ての住宅では基礎に鉄筋をいれ、フーチングになっている必要があります。フーチングというのは、布基礎下部の横幅を広くした部分のことで、ちょうど逆T字型になっています。
土台を載せる布基礎上部の幅は12cm以上で、かつ土台の幅以上は必要です。
また、掘り下げの深さは地盤面下12cm以上で、設計地耐力の地盤までとするとともに、建設地域の凍結深度以上とします。
さらに、地面からの湿気により土台や柱などの木部を腐らせないために、床下換気口が複数必要になります。
なお、換気口の広さは、300p2以上で4m以内の間隔で設けるのが理想です。
土台の防腐・防蟻対策は?
土台などの木部のまわりに防腐・防蟻対策が施されているかを確認します。処理方法には次のものがあります。
■JASマークに適合しているものを土台に使うケース
■薬剤によって現場処理をするケース
土台、外壁の柱、間柱、筋違い、下地材を含めて、地盤面から1m以内の部分に塗ることになっていますが、薬剤が塗られているところというのは、木の色よりも濃い茶色になっていますので、チェックはしやすいです。
なお、次のような場所について、耐朽性、耐蟻性の高い木材を選んでいるかどうかもチェックします。
■水まわりの軸組み
■天井下地
■床組み
■台所などの湿気のある場所...など |