境界杭の確認とは?
土地の現地確認では、販売会社などから取り寄せた実測図や敷地図に基づいて、隣地や道路との境界をチェックします。
境界線には境界杭(境界鋲)が打たれているはずですので、その杭と杭の間をメジャーで測り、図面に示された位置や長さになっているのかを確認します。
ただし、中古住宅の場合には、境界杭がない場合もありますので、その際は隣地との境界を書面で確認したうえで契約を結ぶようにします。
地盤の確認は?
洪水や地震に大丈夫な地盤なのかどうかを確認します。
多くの新規分譲地が新たに宅地を造成したところですので、造成前の土地がどのような状態だったのかについては、担当者に聞いておきたいところです。
緩やかな丘陵地や台地を造成した場所については、比較的地盤がしっかりしているので、洪水や地震に対する安全度は高いです。
しかしながら、沼地や水田をつぶして造成したような場所では、土を新たに入れて埋め立てているので、地盤が軟弱になりがちなので注意が必要です。
また、擁壁を組んで造成されている場合は、擁壁に水抜き穴が設けられているかどうかを確認します。
これは、集中的に雨が降った際には鉄砲水になってしまう危険性があるからで、敷地内と周辺部の水はけも含めて、造成状況の安全度を調べるようにしたいです。
なお、古くからの住宅地で、一見するとなだらかで水はけも良さそうな場所でも、過去に地滑りなどを起こしたことがある場合には、滑りやすい地質といえますので避けたほうが無難です。 |